お金の決断は、家族の問題でもある
はじめに「それ、本当に大丈夫なの?」民泊への投資を話したとき、妻から最初に返ってきた言葉です。反対ではない。でも、不安がある。この感覚は、正直だと思いました。お金の決断は、一人でするものではありません。家族がいれば、家族の問題でもある。今回は、葛藤と合意形成のリアルを書きます。最初の壁は「温度差」だった私がコロナ禍で危機感を持ち、動き始めたとき。妻の温度感は、私とは違いました。危機感の大きさが違う。リスクへの感覚が違う。お金への向き合い方が違う。これは、どちらが正しいという話ではありません。同じ情報を見ても、感じ方は人それぞれです。ただ、この温度差を無視して進むと後で必ずひずみが出る。それは分かっていました。説得しようとして、失敗した最初に私がやったのは、「説得」でした。データを見せる。メリットを説明する。リスクを低く見せようとする。結果は、逆効果でした。「なんでそんなに急ぐの?」「リスクがないって言い切れるの?」押せば押すほど、距離が開く。ここで気づきました。説得しようとしていた自分が間違いだった。「共有」に切り替えた方針を変えました。説得ではなく、共有。今の家計の状態を一緒に確認する将来のリスクを一緒に考える私がなぜ動こうとしているかを正直に話す「あなたを説得したいのではなく、一緒に考えたい」この姿勢に変えたとき、会話の質が変わりました。妻も、不安の中身を話してくれるようになりました。妻が本当に不安だったこと話を聞いてみると、妻の不安は私の想定とは少し違いました。投資の失敗よりも、家族の生活が変わってしまうこと私が仕事以外のことに追われすぎること万が一のときに対応できるのかお金の不安より、生活と家族への不安が大きかった。これは、聞かないと分からなかった。合意形成のために決めたこと妻の不安を理解した上で、いくつかのルールを決めました。「生活費には絶対に手をつけない」投資に回すのは、生活に影響しない範囲にとどめる。「定期的に状況を共有する」月に一度、資産と収支の状況を一緒に確認する。「判断に迷ったときは相談する」一人で抱え込まない。大きな決断は必ず話し合う。このルールを決めてから、妻の表情が変わりました。「やってみれば」そう言ってもらえた瞬間は、今でも覚えています。民泊への投資を話したときFPや宅建の話は、比較的受け入れてもらいやすかった。問題は民泊への400万円でした。「400万円を使う」この事実は、やはり大きかった。ここでも、同じアプローチを取りました。なぜ民泊なのか。どのくらいのリスクがあるのか。うまくいかなかったときどうするのか。感情ではなく、事実を並べる。メリットだけでなく、リスクも正直に話す。「リスクを隠さない」これが、信頼につながったと思います。合意は「理解」ではなく「信頼」振り返ると、妻が「やってみれば」と言ったのは、民泊を完全に理解したからではない。私のことを信頼してくれたから。「この人は正直に話してくれる」「この人は家族のことを考えている」その信頼が、合意の本質だったと思います。お金の話は、最終的には人間関係の話です。今も続けていること合意形成は、一度すれば終わりではありません。今も月に一度、家計と資産の状況を共有しています。妻も少しずつ、お金への興味が出てきました。NISAの話をするようになった。民泊の稼働率を気にするようになった。一緒に考える習慣が、家族の資産形成を加速させます。次につながる話家族との合意を得て、資産形成は加速していきます。FP、宅建、電気工事士。民泊、投資、暦年贈与。これらを貫く考え方が、**「実行型資産形成」**です。次回はフェーズ1の最後として、「実行型資産形成という考え方」について書きます。知識を持つだけでなく、動き続けることの意味をまとめます。

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